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電力ねぶたの歴史をたどります。

各年のねぶたはこちらから↓

出陣の足跡

田村麿賞受賞ねぶたish


田村麿賞受賞の電力ねぶた
第一回特賞受賞の「勧進帳」
(画像をクリックすると拡大します。)

(昭和32年第1回特賞/ファン投票第1位)
 ここに掲載したねぶたは、昭和32年に出陣し第一回特賞(後の田村麿賞、現在のねぶた大賞)を受賞した電力のねぶた『勧進帳』で、ねぶた師北川金三郎さんの制作によるものです。
 当時、ねぶたに電気を灯すにはその電源が問題でした。動くねぶたに電線をつなぐ訳にもいかないので、バッテリーを使用することになったのですが、バッテリーの確保が大変で、しかも裸電球による照明が主でした。
 昭和20年代後半〜30年代初めには、刀などの細長い部分に豆電球が開発され使われる様になりましたが、限られた電球数のため照度不足で暗いねぶたの時代でした。
 こんな中で電力のねぶた好き連は、バッテリーからモーター発電機(MG)により交流を発電、蛍光灯を使ったねぶたを開発したのであります。そんな特殊な発電機と技術を持合せていたのは、マイクロ無線の建設にあたっていた、「通信屋」と言われる現場の人達でした。
 まだその頃の蛍光灯は高価で、交流が必要なため使用が難しい状況でした。この『勧進帳』は造形的にも優れていましたが、初めて多くの蛍光灯を胴体部分に使用したことで、当時おおきな話題となりました。
 これまでの裸電球による照明から、明るくて迫力のある蛍光灯の採用を行った、知恵と工夫の電力会社ならではのねぶたでした。m(__)m

27年ぶり田村麿賞受賞の「風雲児信長」
(画像にマウスを置くと画像が切替り・クリックすると拡大します。)
 「電力ねぶた」は1963年(s38)「巌流島の決斗」北川啓三作で、第二回田村麿賞を受賞しています。
 そして、「風雲児信長」穐元和生作で、27年ぶりの田村麿賞を受賞することとなりました。
 1983年(s59)に12年ぶりの再出陣以来、7年目を迎えその夏は通算23回目の出陣でした。
 鹿内一生さんは、復活2年目の作「水滸伝」に白馬に跨る女傑を描いていますが、一生さんを師とする「我生会」の皆さんは、「馬」を得意としています。復活ねぶた「天女祝舞」以降、34台のねぶたが制作されましたが、うち12台(35%)に人馬一体のねぶたが登場しています。「風雲児信長」は我生会一門の最高傑作「馬」を描いた代表作ともいえるねぶたです。

ねぶた大賞の記録
「電力ねぶた」の大賞記録(画像をクリックすると拡大します。)
 昭和37年に「田村麿賞」が制定されましたが、それ以前は人気投票により最高位として「特賞」を選定していました。
1957(s32)
第1回特賞

北川 金三郎
1958(s33)
第2回特賞

北川 啓三
1963(s38)
第2回田村麿賞

北川 啓三
1990(h2)
第16回田村麿賞

穐元 和生

2003年、2005年の大賞記録(画像をクリックすると拡大します。)
 昭和37年に制定された「田村麿賞」の名称は、平成7年度より「ねぶた大賞」と改称され、青森ねぶたの最高位として制定され現在に至っています。
2003(h15)
第9回ねぶた大賞

北村 隆
2005(h17)
第11回ねぶた大賞

竹浪 比呂央

2007年〜2025年の大賞記録(画像をクリックすると拡大します。)
 平成19年からは、その年に出陣した全てのねぶたの写真を撮影し、記録として保存しておりましたが、その中から「ねぶた大賞」を受賞したねぶたを掲示しますのでご覧ください。
サムネィルをクリックすると拡大写真が表示されます。
2007(h19)
第13回ねぶた大賞

北村 隆
2008(h20)
第14回ねぶた大賞

北村 隆
2009(h21)
第15回ねぶた大賞

北村 蓮明
2010(h22)
第16回ねぶた大賞

北村 隆
2011(h23)
第17回ねぶた大賞

千葉 作龍
2012(h24)
第18回ねぶた大賞

千葉 作龍
2013(h25)
第19回ねぶた大賞

北村 蓮明
2014(h26)
第20回ねぶた大賞

千葉 作龍
2015(h27)
第21回ねぶた大賞

北村 蓮明
2016(h28)
第22回ねぶた大賞

竹浪 比呂央
2017(h29)
第23回ねぶた大賞

北村 麻子
2018(h30)
第24回ねぶた大賞

竹浪 比呂央
2019(R1)
第25回ねぶた大賞

竹浪 比呂央
2022(R4)
第26回ねぶた大賞

竹浪 比呂央
2023(R5)
第27回ねぶた大賞


竹浪 比呂央
2024(R6)
第28回ねぶた大賞


北村 麻子
 2025(R7)
第29回ねぶた大賞


竹浪 比呂央
     

田村麿(麻呂)賞が生れるまで
田村麻呂賞が生れるまで
 戦後まもない1947(s22)年、市は人身安定と復興意欲の発揚のため、8月12日から16日までの5日間、「ねぶた祭り」を中心に「市制施行50周年港祭り」を行うことになった。
 祭りを盛んにするためには、ねぶたを立派なものにしなければならないと考えた。豪華絢爛ねぶたを作らせて復興の意気をあげようとしたのである。そのためには、ねぶた製作者を激励しなければならない。そこでねぶた審査制度を設けることになったのである。
 当時、等級審査方法は「優秀」「優良」「佳良」の三段階に分けて発表され、「優秀」の栄誉を受けたねぶたは海上運行をすることができた。しかし審査員に市会議員が多かったので自分の選挙区のねぶたを多少ひいき目に見る傾向があった。その弊害は、ついに市行政上にまずい結果をもたらすまでになってしまった。
 そこで、これらの観光事業は政治問題をはなれた中立的な商工会議所に移すべきだという意見で、それまで市にあった文化観光協会を会議所に移し青森観光協会と組織を改め、ねぶた祭りは1952(s27)年に再スタートしたのである。
 審査は従来通り「優秀」「優良」「佳良」の三段階でなされた。それは、公平な審査委員たちの片寄ることのない慎重審査であった。しかし、市民からまたしてもさまざまな批判が続出した。そこで、35年から審査制度を中止することになり1960(s35)年、1961(s36)年の2年間は審査をしなかった。
 ところが、おかしなもので審査がないという安心感からか、競争意識がなくなって製作者の手ぬかりか目立つようになった。
 このまま放置すると、青森ねぶたの将来に大きな悪影響が出るのではないかと案じられてきたので、1962(s37)年から優秀、優良、佳良の等級を廃し、真に青森ねぶたを代表する最優秀作を選び、その賞もねぶたを創案したという坂上田村麻呂の名をとって、「田村麻呂賞」と名づけた。「田村麻呂賞」ができてから製作者は以前にもまして緊張し、一つしかない「田村麻呂賞」を争い、青森ねぶたは一段と豪華絢爛さを増すようになったのである。
 その後、わずか一つの「田村麻呂賞」を決めかねるほど優劣がつけがたい立派なねぶたが続出するようになったため、これらの作品に「奨励賞」(1967/s42年から1970/s45年)、「製作者賞」(1968/s43年から)を与えることにした。
 さらに、県からねぶたまつりの補助金が寄付されたのを機会に、「知事賞」(1971/s46年から)を設けた。また、1969/s44年からは「囃子賞」が、1982/s57年からは、「はねと賞」が設けられている。
(ねぶたの歴史小冊子より抜粋編集)

「田村麿賞」から「ねぶた大賞」へ改称
 1962(s37)年制定の「田村麿賞」の名称は1995(h7)年度より「ねぶた大賞」へ改称された。
坂上田村麻呂は東北地方からみると征服者であり、逆賊ではないかとの見解により「賞名に征服者の名前を冠しているのはおかしい」、「史実の坂上田村麻呂は青森までは来ていない」との批判を受け、各界各層の意見や世論を踏まえた結果として1995(h7)年より現在の賞名に変更された。
(Wikipediaより抜粋編集)

ねぶた各賞の記録
2012(H24)年(画像をクリックすると拡大します。)
(ねぶた大賞)

千葉 作龍
(知事賞)

竹浪 比呂央
(市長賞)

北村 蓮明
(商工会議所会頭賞)

北村 隆
(観光コン協会々長賞)

竹浪 比呂央

2013(H25)年(画像をクリックすると拡大します。)
(ねぶた大賞)

北村 蓮明
(知事賞)

千葉 作龍
(市長賞)

竹浪 比呂央
(商工会議所会頭賞)

竹浪 比呂央
(観光コン協会々長賞)

北村 隆

2014(H26)年(画像をクリックすると拡大します。)
(ねぶた大賞)

千葉 作龍
(知事賞)

竹浪 比呂央
(市長賞)

北村 蓮明
(商工会議所会頭賞)

北村 隆
(観光コン協会々長賞)

北村 蓮明

2015(H27)年
(画像をクリックすると拡大します。)
(ねぶた大賞)

千葉 作龍
(知事賞)

竹浪 比呂央
(市長賞)

北村 蓮明
(商工会議所会頭賞)

北村 隆
(観光コン協会々長賞)

竹浪 比呂央

2016(H28)年
(画像をクリックすると拡大します。)
(ねぶた大賞)

竹浪 比呂央
(知事賞)

北村 隆
(市長賞)

竹浪 比呂央
(商工会議所会頭賞)

北村 麻子
(観光コン協会々長賞)

北村 蓮明

2017(H29)年
(画像をクリックすると拡大します。)
(ねぶた大賞)

北村 麻子
(知事賞)

北村 隆
(市長賞)

北村 蓮明
(商工会議所会頭賞)

竹浪 比呂央
(観光コン協会々長賞)

北村 隆

2018(H30)年
(画像をクリックすると拡大します。)
(ねぶた大賞)

竹浪 比呂央
(知事賞)

北村 春一
(市長賞)

北村 麻子
(商工会議所会頭賞)

北村 隆
(観光コン協会々長賞)

竹浪 比呂央

2019(R1)年
(画像をクリックすると拡大します。)
(ねぶた大賞)

竹浪 比呂央
(知事賞)

北村 麻子
(市長賞)

竹浪 比呂央
(商工会議所会頭賞)

北村 春一
(観光コン協会々長賞)

北村 隆

2022(R4)年(画像をクリックすると拡大します。)
(ねぶた大賞)

竹浪 比呂央
(知事賞)

竹浪 比呂央
(市長賞)

北村 麻子
(商工会議所会頭賞)

北村 隆
(観光コン協会々長賞)

北村 蓮明

2023(R5)年(画像をクリックすると拡大します。)
(ねぶた大賞)

竹浪 比呂央
(知事賞)

竹浪 比呂央
(市長賞)

北村 春一
(商工会議所会頭賞)

北村 春一
(観光コン協会々長賞)

北村 蓮明

2024(R6)年(画像をクリックすると拡大します。)
(ねぶた大賞)

北村 麻子
(知事賞)

竹浪 比呂央
(市長賞)

北村 春一
(商工会議所会頭賞)

竹浪 比呂央
(観光コン協会々長賞)

北村 隆

2025(R7)年(画像をクリックすると拡大します。)
(ねぶた大賞)

竹浪 比呂央
(知事賞)

北村 隆
(市長賞)

竹浪 比呂央
(商工会議所会頭賞)

北村 麻子
(観光コン協会々長賞)

北村 隆

ねぶた大賞の記録【BGM】VOLに注意!※ねぶた囃子は「電囃会」



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