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電力ねぶたの歴史をたどります。

各年のねぶたはこちらから↓

出陣の足跡

電力ねぶたの歴史を書きとめます。

 2025.9.8 更新
今年のねぶた 出陣の足跡 大賞の記録 


 
このホームページは「東北電力ねぶた愛好会」の公式サイトではありませんのであらかじめお含みおきください。“電力ねぶたの復活”に関わった愛好会OBが個人的に開設しているものです。

電力ねぶたの歴史を振返って
 このホームページは「電力ねぶた」の記録写真を中心に構成されています。 その昔「電力ねぶた」は企業団体として東北電力から出陣」していましたが、オイルショックの影響をもろに受け、1973(s48)年から出陣を取止めておりました。
 そして、11年間の長い歳月を経て、1984(s59)年に、ねぶた好き仲間の手で「東北電力ねぶた愛好会」を発足し復活させることとなりました。
 私ごとですが、復活に関わった一人としてその記録を書き留めておきたいとの思いもあり、復活以前の写真を含め資料収集を行っておりました。
 継続は力なりでしょうか、おかげさまで2004(h16)年夏に長年の宿願となっていた『電力ねぶた』復活後の出陣記録のほか、全ての出陣記録『電力ねぶたの足跡』を整理集約し、その一部をWeb上に公開することが出来ました。
 本ページに掲載の写真をご覧いただき、ねぶたが大好きな皆さまに、昔々の情景を思い起こしていただければ幸いです。
【BGM】マークは音(囃子/音楽など)が流れますので、音量に注意ください。


料理イメージ 何ごとにも「物語」がありますが、電力ねぶたにも壮大なストーリーと多くの人々のロマンが残されています。このことをいささかの記録として書き留め「電力ねぶたの軌跡」として取り纏めることとしました。
  言うまでもなく、電力ねぶたの歴史は会社の歴史と共にあります。先人達が歩んだ軌跡を辿りその労苦に感謝し、関わった皆さまに古き良き時代を回顧していただければと思います。
 そして願わくは、多くの皆さまに「電力ねぶた」とその歴史を知っていただければ幸いです。
 まずは会社の歴史を振り返ってみたいと思います。1934(s9)年4月青森県は青森電灯(明治30年3月開業)、弘前電灯(明治34年6月開業)、八戸水力電気(明治44年6月開業)を統合し、「青森県営電気局」を開業しました。
 また、1942(s17)年4月には第一次配電統合により、青森県営電気局が「東北配電株式会社」に統合されました。
 その後、1951(s26)年5月電気事業再編成により、東北配電株式会社と日本発送電株式会社(東北7県エリア部分)が統合され。「東北電力株式会社」が発足しました。
 私の調査によれば、1935(s10)年が一年賞、1935(s11)年が二年賞の様ですが、写真などの記録が残されていません。年代から推測すると、「青森県営電気局」が発足した翌年夏が初陣(第一回)と思われます。
 もしかして、多くの写真や資料が太平洋戦争下の青森大空襲(1945(s20)年7月28〜29日)で消失されたのかもしれません。勇壮なねぶた祭りが開催されるであろう真夏の時期に、青森市は焦土と化し失意のどん底にあり、ねぶた祭りどころではなかったなかったことでしょう、、。
 終戦から5年後の1950(s25)年の「港まつり」に数台の大型ねぶたが出陣し、そのねぶたの一台が「電力ねぶた」だったとの記録が残っています。
 この祭に参加した、電力ねぶた「壇之浦の合戦」の写真が残されています。三年賞、東北配電(株)青森支店によるものです。翌年に東北電力(株)が発足し現在に至っています。
 今年の夏(2025年)は、1935(s10)年の初陣から90年、復活から40回目(通算56回)出陣の節目の年となりました。
 「電力ねぶたの出陣記録」 

(画像をクリックすると拡大します。)

 『電力ねぶた』は1954(s29)年の第4回目の出陣から、1960(s35)年の第10回目まで毎年出陣していましたが、1961(s36)年以降は時々出陣を見合せることもありました。
 そして、オイルショック後の1973(s48)年以降は、11年間の長い間出陣を見合せていました。いうまでもなく、国内経済が大きく混迷する中にあり、これまで電力会社が行ってきた地域協調活動・貢献活動も限界に至り、事実上、電力ねぶたは終焉・廃止、復活もないだろうとの巷の認識でした。
 この様な中で、当時1983(s58)年の東北電労青森県支部の須藤健夫委員長を中心に、ねぶた好きの仲間が結集し、「東北電力ねぶた愛好会」の組織を立上げることとなりました。
 気が付けば、いつの間にか私も深く関わることになり、ゼロから始まった準備作業をはじめ、およそ一年間の資金集め活動・カンパ集め手伝いで奔走しておりました。

 そして、1984(s59)年夏、電力ねぶたは『天女祝舞』で、みごとに復活を遂げることが出来ました。「電力ねぶたの歴史」を振り返る時、このねぶたを抜きに語ることは出来ません。
《参考文献等》
・青森観光コンベンション協会パンフ
・青森ねぶた誌/青森ねぶた誌出版委員会



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