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電力ねぶたの歴史をたどります。

各年のねぶたはこちらからご覧ください。

出陣の足跡

立佞武多の館



高さ20mを超える巨大ねぶた(画像クリックで拡大)
     
 「立佞武多」は・・・五所川原のねぶたは、明治時代にその高さの隆盛を極めていましたが、(電灯)配電線の普及と共に、背の低いねぶたとなりました。
 当時の写真と台座の図面が出てきたのをきっかけに、1996年市民有志が高さ22mの巨大ねぶたを復元しました。
 そして「立佞武多(たちねぶた)」と命名し、1998年より祭り名を「五所川原立佞武多」として約90年ぶりに復活させました。
 お祭りは・・・毎年8月4日〜8日の5日間、19時〜21時に開催されます。
 「雲漢」は・・「ねぶた祭り」は、七夕の日の「眠り流し」(灯籠流し)が起源という説があり、台座に書かれる「雲漢」は「天の川」という意味だそうです。
※(立佞武多の館パンフレットから抜粋)

「又鬼」(2010年夏製作・画像クリックでアルバムへジャンプ)

 又鬼(マタギ)は夏季は農業などを営み、冬になると集団をつくって白神山地のような奥深い森林で数日間に渡って、カモシカやクマなど狩猟を行っていた。現在ではカモシカの狩猟が禁じられたため、春先に冬眠から覚めたクマを狩猟するマタギが多いという。
 ねぶた運行は、立佞武多の館に展示している3台の大型立佞武多と町内・学校・愛好会などでつくられる中型、小型のねぷたと合わせ、15台前後が出陣するという事なので、いつの日か実際に曳行される姿を見てみたい。

「夢幻破邪」(2009年夏製作)

 ページ上の写真を拡大すると全容が見えますのでご覧ください。
疫病を払う道教の神・鍾馗が剣を片手に鬼を押さえつけ睨みつけています。上下に登場人物を配置する立佞武多独特の縦長構図は、横に広がる今の青森ねぶたでは見ることが出来ません。
 昔の写真を見ると「青森ねぶた」もかなりの高さがあったようですが、国道に架かる横断歩道橋と横断する配電線のために、横に広がる形になったようです。
(「五所川原立佞武多」の運行ルートには、道路を横切る配電線等も全て裏通りに移設され、障害物はありませんでした。)

「義経伝説・龍馬渡海」(2011年夏の新作)

 今年(2011)の新作「義経伝説・龍馬渡海」(高さ22m)。自害したはずの義経が生き延び、津軽海峡を渡ったとのロマンある言い伝えにあやかった。東日本大震災の被災者に夢や希望を持ってもらおうという願いも込められている。
 青森ねぶたにおいても「龍馬渡海」が多くの団体から出陣されています。平成8年夏、私たち電力ねぶた愛好会は「龍馬渡海」を出陣し、栄えある「運行賞」を受賞したこともありました。写真を比較すると、縦と横の構図の違いがよくわかります。

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