本文へスキップ

電力ねぶたの歴史をたどります。

各年のねぶたはこちらからご覧ください。

出陣の足跡

平成8年 龍馬渡海dish


平成8年 『龍馬渡海』
ねぶた絵図
(下の画像をクリックすると拡大します。)

平成8年製作 『龍馬渡海』

 文治五年,藤原泰衡(ふじわらのやすひら)の襲撃を受けた衣川館(ころもがわやかた)より,『源義経(みなもとのよしつね)』の北行伝説の舞台は,平泉から八戸に上陸,六ヶ所,野内,十三湊,そして三厩へと続く。
 切り立った竜飛崎から見た海峡の潮は,強風に煽られ,白波を立てて荒れ狂っていた。
 義経は三厩にもどり,持佛の観世音像を波打ち際の岩の上に置き,三日三晩,波風沈静の祈願を一心に唱えた。
 夜明けの暁の頃,義経の目前に白髪の老人が現れ「三頭の神通力を備えし龍馬あり。これに乗りて海を渡るべし」と告げる。
 老人に姿を変えた観世音は,義経がこの龍馬に跨り,北の大地へと辿り着くまで,無事を一心に祈るのであった。
 北海道での義経は,アイヌ民族を愛し,粟や稗の耕作法を教え,アイヌの守り神「オキクルミカムイ」の再来として,人々に「ハンガンカムイ」と呼ばれ,慕われたという。そして,その足跡は,中国大陸へ続いたと言われている。
            ねぶた師 穐元和生(あきもとわしょう)作



運行風景

(下の画像をクリックすると拡大します。)



運行中のねぶた

トップ アイコントップページへ戻る次へ